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アコースティックエミッション(AE)を知っていますか?
マテックス建材株式会社
人間の五感の中でも、聴覚は視覚と並んで最も重要なものの一つです。

私たちは日常生活の中で、物が壊れるときの音の大きさ、種類、頻度などの情報をもとに、迫りつつある危険の予知を行っています。このとき、無意識に今耳から取得しつつある音を、小さいときから積み重ねてきた経験(データベース)と照らし合わせ、その危険度を判断しているのです。

アコースティックエミッション(AE)とは、固体材料中に生ずる小さな変化により放出される超音波領域(20kHz〜1MHz)の弾性波のことを言います。

この弾性波を、圧電素子を用いた特殊なセンサー(AEセンサー)で検出し、AE計測装置で解析することにより、金属製、複合材料製、あるいはコンクリート製構造物の健全性を評価することが広く行われています。

構造物においても、破壊で生ずる音を聞いて危険度を知るということに関する限り、私たちが日常的に音に対して行う動作となんら変わりはありません。したがって、正確な判断を下すには、できる限り多くの経験、すなわちデータベースの蓄積が必要になります。


IoTの切り札AE
2016年4月、政府が主催する産業競争力会議は、今後の成長戦略をまとめました。その中で、IoT(もののインターネット)、ビッグデータ、AIなどの先進技術により、新たな市場を創出することが大きな柱になっています。環境雑音に影響されない高周波数帯域を計測するAEは、スマート工場、スマートコンビナート、そしてインフラ構造物におけるIoTの切り札として、既に広く適用されています。当社は、AEによるIoTとビッグデータ解析を統合した、総合評価システムを提供しています。
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Last Update 2016/9/5